和痛分娩(無痛分娩)の出産体験談・この方法を選んで良かった

スポンサーリンク

こんにちは、カヨ(@smalldreamhope)です。

私事ですが、2017年5月に第一子となる女の子を出産しました。

出産が怖くて怖くて、なかなか妊活にも踏み切れなかったのですが、無痛分娩や和痛分娩の存在を知ってから、少し前向きになれました。

そして実際、和痛分娩で無事出産することができました。

麻酔を使ってのお産は賛否両論ありますが、体験して良かった、この方法を選んで良かったと思えたので、記録しておきたいと思います。

かなり長いので、ご興味があるところだけでも見てもらえると嬉しいです。

無痛分娩にしたかった理由

無痛分娩で産みたかった理由は、とにかく陣痛が怖いからということでした。

昔から痛みに弱く、メンタルも弱い方なので、出産の話を聞くたびに怖くて怖くて仕方ありませんでした。

体は健康な方で、病院に入院することも、大きな怪我で痛い目にあうことも無かったので、出産が今までの人生で一番痛くて苦しいものになると思っていたんです。

子どもは欲しいけれど、その怖さがあってなかなか妊活にも踏み込めずにいました。

また、昔から少しでも怖い、痛い、辛い体験をすると、嫌な思い出として記憶に残りやすい特徴があるようで、初めての出産が辛い体験になると、二度と産みたくないと思うかも・・・という心配もありました。

そんな時、無痛分娩という方法があることをTVで知り、もしそれができるならと少し前向きになり、妊娠、出産へ進めました。

無痛分娩ができる病院探しで苦労

ありがたい事に妊娠でき、無痛分娩できる病院を探し始めたのですが、これが大変でした。

妊娠した時は、京都の北部に暮らしていたのですが、住んでいた市や近隣の市には無痛分娩できる病院は無く、一番近くても京都市内か、神戸(神戸北区)まで行く必要がありました。

どちらも車で1時間はかかるので、検診に行けるか、陣痛が始まったらどうなるかなど、協力してもらう夫や実家の家族と何回も話し合いながら、最終的には私がメンタル面で落ち着いて産める方が良いだろうとのことで、無痛分娩できる病院を選ぶことにしました。

まず、京都市内の病院に話を聞きに行きました。

とても丁寧にお産と無痛分娩のメリット、デメリットを話していただきました。

しかし、その病院では24時間いつでも無痛分娩ができるわけでは無く、安全性からも月に件数が多くなりすぎないようにしているため、確実に無痛分娩できるとは言えないとのこと。

また、車で1時間以上かかるのと、ちょうど5月のゴールデンウィーク近くが出産予定日だったので、京都の道が混むかもしれないことも心配だとのことでした。

確かに、場所的なことと、絶対に無痛分娩したいという希望をもっている私にはリスクがあるなと思いました。

その病院は諦める事にしましたが、簡単にできますとわ言わず、心配な点やリスクまで話していただき、今となっては感謝しています。

次に、兵庫県神戸北区の病院(神戸アドベンチスト病院)へ行きました。

そちらでお話を聞くと、24時間体制で麻酔してもらえるのと、無痛分娩のために、遠くからも来られている人が多いこと、自分が住んでいる同じ市からもこの病院に来て出産した人がいることなどを聞き、神戸北区の病院に決定しました。

その神戸北区の病院では、一般的に無痛分娩と言われる硬膜外麻酔を使った出産方法を選択できるのですが、無痛分娩ではなく、和痛分娩という名称を使われていました。

無痛分娩と和痛分娩の違い

無痛分娩を希望していたのですが、最終的に私は無痛分娩ではなく、和痛分娩という方法で出産しました。

無痛分娩と和痛分娩はどう違うのか。

ネットで調べると色々出てきますが、出産した病院では、マタニティクラスでその説明をしてもらえました。

和痛分娩とは

出産した病院のWEBサイトにある和痛分娩の説明です。

代表的な和痛分娩は硬膜外麻酔法といって、背中に細いビニールのチューブを入れて、そこから麻酔薬を注入して痛みを和らげる方法です。痛い思いをして苦しんで生んだ子だからこそ愛情が湧くのだ、という人がいますがそれが必ずしも正しいとは言えません。和痛分娩で出産された方は、痛みや分娩時の疲労も少なく、早い時期に赤ちゃんを抱っこできたり授乳ができたりするので、赤ちゃんと早期に接触できることがかえって出産の満足感につながり、母性意識を高めているようにも思えます。自然分娩には自然分娩の良さがあり、和痛分娩にも和痛分娩なりの良さがあります。※神戸アドベンチスト病院WEBサイトより

自分の力でいきむために和痛分娩

先ほどの和痛分娩の説明を見ると、色々調べてきた無痛分娩と同じ硬膜外麻酔を使った分娩方法なのですが、出産した病院では、自分でしっかりいきんで出産できるように、分娩のタイミングで痛みを我慢できる程度まで、麻酔を弱めるという方法でした。完全な無痛ではないので、痛みを和らげる和痛分娩と言っています。とマタニティクラスで教えてもらいました。

※出産した病院のマタニティクラスでお話ししてもらった内容を元にまとめました、自分の記憶やメモからこの文章を書いていますので、医学的な定義とは違うかもしれません。また病院によっても無痛分娩と和痛分娩の定義は違うかもしれません。

和痛分娩体験談

妊娠してからの検診、陣痛、出産、産後までの体験談をまとめました。

検診について

検診は35週になるまで、自宅近くの病院でお世話になりました。

35週からは、神戸北区の病院で、検診スタート。

それまでに3回程、マタニティクラスがあったので、参加しました。

そのマタニティクラスで和痛分娩について、病院の先生からとても詳しく説明があるので、参加して良かったです。

この病院で和痛分娩を希望する方は参加する方がメリットやリスク、麻酔をするとどうなるか、病院の取り組みなど知ることができるので、参加した方がいいと思います。

計画和痛分娩にしたかったけれど・・・

和痛分娩での出産で、もう一つ希望したかったのが、計画分娩でした。

ある程度子宮口が開いたら、陣痛が来る前に入院して、子宮口の開きによっては陣痛促進剤を使用しながら、麻酔もして計画的に出産する方法です。

和痛分娩でも麻酔をするまでは陣痛を感じるので、それが怖くて、計画分娩なら気持ちの準備がしやすそうだと思っていました。

しかし、こればかりは自分や先生の力で決められるものではなく、予定日近くになり、毎週検診に行っても子宮口は閉じたまま、赤ちゃんもまだ高い位置にいるとのことで、前もっての入院とはなりませんでした。

陣痛がきた!

予定日に少し痛いような気がして、念のために診察をお願いしました。が・・・子宮口は全く開いておらず、次の日も検診だったので、家に帰りました。

次の日におしるしがあり、入院を期待したのですが、残念ながらほとんど開いておらず、公園を3時間ほど歩いて帰宅しました。

その日の夜に、だんだんお腹が痛くなり、陣痛なのか焦りながら時間をはかると15分間隔。

眠れない夜を過ごしたけれど、朝にはおさまったので、夕方まで眠りました。

夜になるにつれて痛みが再発、増してくる。

病院へ行こうかと思ったけれど、また帰ることになると嫌なので我慢しました。

痛さに耐えながら夕食をとる。

この時点で、キューっと子宮が縮むような、生理痛が酷い時のような痛み。まだ耐えられる痛さ。

眠れず、深夜2時ごろには15分ごとの痛みになってきました。

体験した事ない痛さになってきて、我慢するときにくーっと声が出るけれど、家族に車で病院へ連れて行ってもらわないといけないので、とりあえず朝まで様子を見ようと耐える。

4時ごろには、痛い!痛いーと声を出さないと耐えれなくなってきました。

間隔は5分。これは流石に本陣痛だろうと、電話して病院へ向かうことに。

6時頃に病院へ到着。

車の中でも5分間隔で痛かったけれど、4時頃の声に出した痛さよりマシになったので、また帰らないといけないかもという不安の方が大きかったです。

入院から和痛分娩の麻酔をするまで

病院について、様子を話し、次の日も検診の予約をしていたこともあり、入院することに。

入院となって、ホッとしました。

この時も5分間隔で陣痛あり、子宮口は2cmに。

だいたい4cmくらい開かないと麻酔はできないので様子を見ることに。

早くに麻酔をしてしまうと、子宮口がなかなか開かずお産に時間がかかるそうです。

まだまだ子宮口は硬いので、お腹を温めてもらったり、足湯してもらったり、あとは廊下や階段を歩きました。

その間も陣痛はあるので、フー、フーと息を吐いて耐えました。

この呼吸法だとなんとか我慢できる痛み。

昼食もなんとか食べ、14時頃に子宮口4cmに。

ついに待ち望んだ麻酔ができるようになりました。

麻酔の準備が始まりました、まずは背中を丸めて、消毒。

緊張で体が硬くなる、そしてその間にも陣痛がきてるので、痛くなりそうになったら待ってください!!と伝えました。

陣痛が遠のいたら、麻酔の処置開始。

麻酔の注射はほとんど痛くなく、今までの経験上インフルエンザの予防注射の方が痛かった感じです。

その後チューブを挿入。

このときに少しうっとなりました。

痛いような、少し押されるような、表現できないのですが、今まで感じたことのない感覚でした。

これは人によって感じ方が違いそうですが、陣痛の痛みに比べたら一瞬なので我慢できました。

助産師さんや先生に励まされながら麻酔の準備完了。

すぐに麻酔を注入、背中とお腹あたりに冷たい液体がスーッと流れる感覚がありました。

麻酔を入れると、次の陣痛はもう感じず。

麻酔がよく効く体質のようです。

体に異変がないか、5分間隔(たしかこのくらいの間隔だったと思います)で、酸素量と血圧の測定と、気分が悪くないか、呼吸は苦しくないかなどの質問があり、かなり丁寧に診てもらえたので安心感がありました。

麻酔が体の両側に行くように、左に寝たり、右に寝たりする。

15分後くらいに先生が再びきてくれ、冷たい消毒液をお腹と足の何箇所かに当てて、感覚があるかチェック。

麻酔が効いて欲しい部分の感覚が鈍くなっていたので、うまくいっているとのこと。

更に安心する。

その後も定期的なチェックは続きました。

麻酔後は今までの陣痛が嘘みたいに無くなり、かなり快適&リラックスした気分になりました。

16時頃にトイレはどうですか?と聞かれたので、行こうとするも、右足の力が入らず、導尿してもらうことになりました。

痛いのか心配したけれど、麻酔のおかげで何も感じず。お腹がスッキリしました。

導尿は恥ずかしいのかなとか思っていたけど、もうこのころにはいろんな恥ずかしさがなくなっていました。

その後は張りは感じるけれど、痛みは全く感じません。

眠ったり、もってきた甘いものを食べたり、夫や家族と話したり、かなりリラックスして過ごしました。

2時間ほどすると、左側だけ痛みが出てくる。

助産師さんに伝えて、先生にも確認してもらい、麻酔を追加してもらうことに。

その後何回か左側だけ痛みが出て麻酔を追加してもらいましたが、定期的なチェックがしっかりあり、気分が悪くなることはありませんでした。

どうやら、私の場合左側だけ効きにくいようで、陣痛が進むと痛くなるようでした。

右側は全く痛み無し。

麻酔を追加してもらうと痛みは消え、陣痛マックスだと思われる時でもスヤスヤと眠っていました。

途中で破水したのですが、それも自分では気がつきませんでした。

朝方にまた左側が痛くなりナースコールをすると、もしかすると子宮口が全開かもしれないとのこと、チェックをしてもらうとその通り。

いきむために、もう麻酔はしないとのこと。

痛さレベルは、入院した直後の5分間隔の陣痛くらい。

ドキドキするけれど、我慢できる痛みなので大丈夫だと自分に言い聞かせました。

分娩室へ!和痛分娩での出産

分娩室へ入ったときは、さすがに緊張と痛みで体が勝手に震え出しました。

でも頭は冷静。説明もちゃんと聞けたし、震えてるけど大丈夫?と聞かれた時も「たぶん体が怖がってるんだと思います」と客観的に答えていました。

痛みがきたらいきみ開始。

うーんといきむこと25分ほどで、「陣痛が弱くなってきているので、麻酔を減らして」と先生と助産師さんたちが話しているのが聞こえました。

おそらく麻酔がよく効いていたので、いきむ力が足りなかったよう。

陣痛が弱くなっても、赤ちゃんの心拍は変わらなく元気とのことで、とりあえず安心しました。

途中で、お腹をぎゅっと押されたのと、いきみでお腹が圧迫され吐く。

その後会陰切開になりましたが、麻酔のおかげで感覚はありませんでした。

最後は吸引分娩で出産。

麻酔を使っての分娩は、いきむ力が弱かった時など、吸引分娩になる可能性があることやを事前にしっかり説明してもらっていたので、とくに不安はありませんでした。

むしろ、吸引の装置が出てきた時に、やったー、これで楽になると思ってました。

とにかく無事に産まれほっとしました。

この時は感動というより、やっと終わったーという感じ。

その後、後産も会陰を縫う時も全く痛みはありませんでした。

余談ですが、処置が終わった後に胎盤を見せてもらいました。マタニティクラスの時に見れると聞いていたので、絶対見ようと思っていました。なかなか経験できないことなので。

赤ちゃんがいた袋はこれ、自分の体にくっついていた面はこちらだよ、などと説明しながら見せてもらえ、貴重な体験ができました。

胎盤にトツキトウカ赤ちゃんを育ててくれたお礼も言え良かったです。

こんな風にできたのも、和痛分娩のおかげで、余裕があったからだと思います。

産後の様子

初めてのお産で、麻酔無しの産後との比較はできないのですが、友達から聞いていたような、筋肉痛や疲労感(気力がなくなるなど)はあまり感じませんでした。

麻酔のおかげで、一番辛い陣痛の痛みを我慢しなくて良かったので、体の緊張が少なかったのかもしれません。

ただ、会陰切開をしたので、傷の痛みは3週間ほどありました。

トイレに行くために出産後2時間程してから立ったのですが、傷の痛みでなかなか立てず。

麻酔が切れてからの1週間は歩く、座るの動作が辛かったです。

和痛分娩をしてみての感想

和痛分娩をしてみて、良かったと思う点や考えておいた方がいいなと思う点をまとめました。

和痛分娩をして良かった点

  • 痛みが和らいだ
  • 陣痛MAXの痛みや、いきみ逃しを経験せずに済んだ
  • リラックスして穏やかに出産できた
  • 恐怖が減り、臨月も落ち着いて過ごせた
  • 2人目もこれなら産めると思えた

考えておく方が良い点

  • 全く痛みがなくなるわけではない
  • お産に時間がかかる場合がある
  • 吸引分娩になる可能性がある
  • 産後の傷の痛みは普通分娩と同じ
  • 金額が少し高くなる
  • 実施している病院が限られる
  • 体制が整っている病院を探す必要がある

とにかく痛みが和らいだことでリラックスしてお産に臨めたことが和痛分娩の一番良かった点です。

考えておく点で挙げた「お産に時間がかかる」のは、初産婦だったことも影響していると思うのですが、マタニティクラスでも麻酔無しの分娩と比べると長くなる傾向があると説明されていました。

ちなみに私の分娩時間は約26時間でした。

子宮口の開きが遅く、本当はもっと時間がかかりそうだった(陣痛促進剤を使わないといけないかもとも言われていました)のですが、痛みが無くなり、リラックスして寝たことで体の力が抜け、朝方にいっきに子宮口が開いたようです。

金額は麻酔無しのお産より3万ほど多くかかりました。経済的なところは、理解して了解してくれた夫に感謝です。

あとは、最近ニュースにもなっていますが、無痛分娩や和痛分娩について体制がしっかりしている病院を探すことや、自分なりにメリット、デメリットを調べて家族の了解を得ておくことが必要だなと思いました。

無痛分娩・和痛分娩だと愛情がわかない?

無痛分娩だと、痛さや辛さがわからないので愛情がわかないんじゃないか。といった話も聞きますが(私の場合は直接聞いたことはありませんが)それは全くありませんでした。

妊娠した時に、悪阻や体の変化で苦しい思いをしているし、和痛分娩だったけれど、全く痛みを感じないわけではなく、麻酔を打つまでは陣痛があったし、産まれた子はやはり可愛かったです。

寝れない日が続いても、守りたいなと思えてます。

体験談的には、無痛分娩(和痛分娩)でも愛情はわきました。

夫と家族に聞いた和痛分娩の感想

今回、麻酔を使う無痛分娩、和痛分娩に賛成してくれた夫や家族も、初めは心配していました。

周りで経験した人もおらず、情報も少なく、病院も遠かったので、負担も多かったと思います。

しかし、麻酔をしてから痛みがなくなり、リラックスして落ち着いている私を見て、かなりほっとしたそうです。

特に夫は、痛さでパニックになるんじゃないかと思っていたようで、和痛分娩で良かったと言っていました。

苦しそうな姿を見るのは、やはり夫や家族にとっても辛いので、和痛分娩で良かったようです。

さいごに

今回は希望通り和痛分娩で出産できたのですが、夫や家族に遠くまで連れて行ってもらえたので、とても感謝しています。

それがなければ、電車やタクシーを使ってになるので、体力的にも経済的にも難しかったと思います。

特に夫は無痛分娩のことを自分なりにも調べてくれて、産む私の意見を尊重してくれたので、本当に助かりました。

夫婦でお産の形を話し合えるのは幸せなことだと思います。

病院については、北部地域にはまだまだ無痛分娩や和痛分娩ができるところは少ないので、これから増えてくれると嬉しいと思っています。

無痛分娩や和痛分娩をするための先生の確保や設備、体制など課題はたくさんあると思うのですが、お産の選択肢が広がると、私のように怖くて怖くて踏み出せない人にも光がさすと思うんです。

無痛分娩の事故をうけて、改めて無痛分娩や和痛分娩の安全性が見直され、希望する人が安心して受けられるようになって欲しいと願います。

私は、和痛分娩を体験して、とても素晴らしいお産だったと思えました。

怖くて仕方なかったのに、今は2人目もできると良いなと思えるようになりました。

それほど良いお産で、選んだ病院も良かったんだと思います。

色んなお産の方法があり、人により考え方は違うと思いますが、安心して、心から良かったと思える方法を選べる人がどんどん増える時代が来て欲しいなと思います。

無痛分娩・和痛分娩について参考にしたサイト
無痛分娩・和痛分娩を勉強した本

漫画で描かれている部分があり、分かりやすかったです。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です