
フィンランドで2月5日は「ルーネベリタルト」というお菓子を食べる日だそうです。
昨年は、神戸にある「北欧雑貨とカフェのお店マルカ」さんで食べてみました。
そのルーネベリタルトがすごく美味しかったので、自分でも作ってみたいと思い挑戦してみました。
その時のレシピなどを紹介したいと思います!
ルーネベリタルトとは?
「ルーネベリタルト」とはフィンランド国歌の歌詞を書いた詩人ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)が愛したお菓子です。
詩の創作力の源として好んで食べていたのが、近所のお菓子屋さんのラズベリーケーキだったそうで、それをみていた奥さんがルーネベリさんの誕生日にアレンジして作ったケーキが「ルーネベリタルト」のはじまりでした。
ルーネベリさんの死後、約140年たった今でも、誕生日だった2月5日前後には、フィンランドの様々なお店に「ルーネベリタルト」が並びます。
奥さんからルーネベリさんへの愛情がこもったお菓子が、今もフィンランドで食べ続けられているって素敵ですね。

ルーネベリタルトのことについて、さらに詳しくは「フィンランドのお菓子ルーネベリタルトを食べに北欧カフェ・マルカさんへ」をぜひご覧ください!
ルーネベリタルトの材料と作り方
では、実際に作ってみたルーネベリタルトの材料や作り方を紹介します。
材料(6個分)
〈生地〉
- 無塩バター:100g
- 砂糖:80g
- 卵:1個
- 薄力粉:90g
- アーモンドプードル:30g
- ジンジャークッキー:25g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- カルダモン:小さじ1/4
- 生クリーム:75㏄
- ラズベリージャム:小さじ3
〈マリネ液〉
- お湯:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 好きなリキュール:大さじ2
〈トッピング〉
- ラズベリージャム:小さじ3
- 粉砂糖:大さじ2
- 水:小さじ1/2程

作り方
【1】ジンジャークッキーをジップロックなど丈夫な袋に入れて軽く叩き潰す

【2】ボウルに薄力粉、アーモンドプードル、砕いたクッキー、ベーキングパウダー、カルダモンを入れて混ぜ合わせる

【3】卵をほぐし、生クリームを常温に戻しておく

【4】常温に戻したバターと砂糖を混ぜ、白っぽくなるまで泡立てる

【5】よく混ぜながら卵を入れる
【6】卵を混ぜたボウルに【2】の粉類と生クリームを交互に2、3回に分けて入れ切り混ぜる。

【7】バターを塗ったマフィン型の1/3までに生地を入れ、ラズベリージャムを小さじ1/2ずつ入れたあと、残りの生地をのせる。

【8】170度に予熱したオーブンで約25分間焼く。
【9】オーブンから取り出して粗熱を取る。

【10】マリネ液をつくる。お湯に砂糖を溶かし、リキュールを入れる。

【11】マリネ液をタルトに流しかけ、ラップをして1時間ほど置いておく。

【12】アイシングをつくる。粉砂糖を水で伸ばし、クッキングシートでつくったコーンの中に入れる。

【13】型をはずし、真ん中にラズベリージャムを小さじ1/2ずつのせる。
【14】ラズベリージャムの周りをアイシングでぐるりと囲む。
【15】アイシングが固まったら完成
ルーネベリタルトに使った材料情報
今回のルーネベリタルトで使った材料の情報です。
スーパーでも買えるものもありますが、ジンジャークッキーなどはあまり見かけないので、ネットで購入しました。
■ジンジャークッキー
スウェーデンのジンジャークッキーなのですが、薄くて砕きやすいのでオススメです。
店舗ならカルディ、ネットなら楽天やアマゾンで購入できます。
■カルダモン
こちらはスーパーでもみかけますが、ボトルタイプのものが便利でした。
■砂糖
砂糖は白砂糖でもいいのですが、気になる方はきび砂糖や甜菜糖などにするのもいいですね。
私はムソーの優精糖という砂糖を使いました。
■ラズベリージャム
今回は、業務用スーパーのラズベリージャムを使いました。
デンマーク産でたっぷり入っています。
こちらも美味しくてオススメ・瓶もかわいい
ルーネベリタルトを食べてみた感想
ジンジャークッキー入りの生地がしっとりしていて、口当たりが良かったです。
ラズベリージャムの酸味もよく合う。
ジンジャーやカルダモンなどのスパイスが効いていて、北欧旅のことを思い出す味でした。
はじめて作りましたが、レシピ通りに進めると、味は満足できる出来でした。
ルーネベリタルトを作ってみた反省点
味はとっても良かったのですが、見た目がなかなか難しかったです。
もちろん、お店のようにはいきませんが、次はもうちょっときれいに作りたいな。
生地の中にラズベリージャムを入れたのですが、空洞になるので、焼きあがって冷ますうちに生地が凹んでしまいます。
そこが今回気になったポイント。
ラズベリージャム入りも美味しいのですが、次は普通のルーネベリタルトの通り、中には何も入れないで作ってみようと思います。
また、アイシングが緩めだったので、きれいにデコレーションしたい場合は、粉砂糖を溶かすとき、お湯を少しずつ入れて固さを調整するのが良さそうです。
まとめ
フィンランドの2月のお菓子、ルーネベリタルトについての記事でした。
材料や手順が多くて、作るのはちょっぴり大変かもしれませんが、出来上がった時の満足感はかなりありますよ!
北欧好きの方、フィンランド好きの方、珍しいお菓子を作ったり、食べたりしたい方、ぜひ一度試してみてください。
<ルーネベリタルトによく似合うお皿たち>
かわいいルーネベリタルトは、お皿もこだわりたくなります。
和のお皿もかわいいです