こんにちは、カヨ(@smalldreamhope)です。
京都へ行った時に必ずと言っていいほど買って帰るお土産「満月の阿闍梨餅」
何回買って帰っても、喜ばれる京みやげです。
今日はそんな、阿闍梨餅の美味しさを、改めてまとめてみたいと思います。
満月の阿闍梨餅とは
京都の老舗和菓子屋「満月」の「阿闍梨餅」
販売店に行列ができたり、メディアでも取り上げられたりして京都の有名なお菓子となりましたが、どんな歴史があるのでしょうか。
満月とは
京都の百万遍や京都大学がある「左京区」に本店を構える老舗和菓子屋「満月」さん。
創業は江戸時代末期の安政3年。
初代当主は滋賀県の出身で、はじめは出町柳にお店を構えられたそうです。
その後、幕末の争乱を避け郷里に戻られた後、再び出町柳に出店、しかし戦争の関係で現在地に移られ、その後はずっと今の地で暖簾を守られています。
満月さんのお菓子は「阿闍梨餅」「満月」「京納言」「最中」の4種類と少ないのですが、その分、熟練した菓子技術をしっかり受け継いで、今日まで丁寧に作り続けられています。
阿闍梨餅とは
はじめて阿闍梨餅(あじゃりもち)という名前を聞いた時、阿闍梨(あじゃり)とは何か知らなかった私は、なかなか名前を覚えられませんでした。
阿闍梨餅の阿闍梨とは、高僧を意味する梵字が語源で、日本では天台宗や真言宗の僧位のこと。
阿闍梨餅は、阿闍梨が「千日回峰修業」という厳しい修業中にかぶる網代笠を形どったお菓子で、その修業中に餅を食べてしのいだという話にちなんで考案されました。
阿闍梨餅はこんな和菓子
阿闍梨餅は、箱入り(10個~50個まで)や、袋入り(5個入り)で販売されています。また、手軽に1個からも購入ができるのが嬉しいところ。
よく買うのは袋入り(5個・540円)
お手頃なので、家のお土産用にしています。
▼包み紙の「阿闍梨餅・京銘菓」という文字が老舗の京和菓子の雰囲気を出しています。
▼包み紙裏面には、固くなったらオーブンで温めるか、うす衣をつけて揚げると格別の風味がございますとの表記。
一度揚げる方法を試してみたいのですが、毎回、美味しくて固くなる前に全部食べてしまいます(´・_・`)!
▼阿闍梨餅は手のひらサイズの和菓子です。
▼美味しそうな焼き色がついていて、持ってみると餡子の重みを感じます。
本来なら頭が笠のように出っ張っているのですが、持って帰るときに少し、しぼんでしまいました・・。
▼半分に切ると、餡子がたっぷり。程よい甘みのあっさり餡です。
▼阿闍梨餅の皮は、餅米や鶏卵を練り合わせた独特の生地で、他にはないもちもちの食感を味わえます。
特に、端の方の生地が厚いところが、もちもち歯ごたえがあり美味しいです。
餡は大粒で煮崩れしにくいと言われている丹波大納言を使われています。
阿闍梨餅は、もちもちの生地とあっさりした粒餡が見事にマッチしていて、とてもバランスのいい美味しい和菓子です。
満月店舗情報
■場所:京都市左京区鞠小路通り今出川上ル
■連絡先:0120-24-7373
■営業時間:9:00〜18:00
■定休日:不定休
■WEBサイト:阿闍梨餅本舗 京菓子司 -満月-
阿闍梨餅が買える場所
阿闍梨餅は本店以外でも購入することができます。
販売している場所をまとめました。
【京都】
- 清水産寧坂店(直営)
- 大丸京都店
- 大丸山科店
- 高島屋京都店
- 高島屋洛西店
- ジェイアール京都伊勢丹
- スバコ・京都ジェイアール伊勢丹
- 京都駅観光デパート キューブ店
- 京都駅観光デパート ポルタ店
- 京都駅観光デパート 大原店
- 近鉄名店街ハーベス京銘館店
- 京都駅新幹線改札内 京のみやげ店
- 京都駅新幹線改札内 古都みやび店
- 京都駅新幹線改札内 舞妓店
- 出町桝形商店街 松村食料品店
【大阪】
- 阪急うめだ本店
- あべのハルカス近鉄本店
- 高島屋大阪店
- 大丸心斎橋店
- 大丸梅田店
【東京】
- 西武池袋本店
- 三越日本橋店
- 伊勢丹新宿店
【横浜】
- 高島屋横浜店
【名古屋】
- ジェイアール名古屋高島屋
- 松坂屋名古屋店
【札幌】
- 大丸札幌店
詳細は阿闍梨餅本舗 京菓子司 -満月-/取り扱い店舗にてご確認ください。
阿闍梨餅との出会い
個人的な話になりますが、私が阿闍梨餅を知ったのは、社会人としてはじめて担当したお客さん(おじいさん)がきっかけでした。
当時、京都の通販会社に勤めていて、お客さんに電話をかけて注文をとるという新人研修がありました。
なかなか注文がとれず、厳しい声も聞いたりして、くじけそうになっていました。
そんな時、電話をかけたひとりのおじいさんが、「新人さんやね、頑張りよ」と話をしてくれました。
「京都の会社なんです」とお伝えすると、昔京都に住んでいたので、とても懐かしいと京都のいろんな昔の話をしてくださいました。
そんな話の中、阿闍梨餅を教えてもらいました。
「お土産を持って行く時は、いつも満月の阿闍梨餅を選んでいた、とても美味しいからお嬢さんも一度食べてみてね」と販売店まで丁寧に教えてくださいました。
そして、商品の注文をしてくださいました。
その時の優しいおじいさんの声と、京都の話、そして阿闍梨餅のことはずっと記憶に残っています。

次の日、すぐに高島屋で阿闍梨餅を買って食べました。
阿闍梨餅を見ると、あの時のおじいさんを思い出します。
今も元気でいらっしゃるといいな。
そんな思い出のあるお菓子なので、家族や大切な人への京みやげには阿闍梨餅を選んでいます。
まとめ
阿闍梨餅との出会い(思い出)もあり、大好きなお菓子のひとつです。
京みやげに迷われた時は、阿闍梨餅をおすすめします。
関西以外の方は食べる機会が少ないかもしれないのですが、東京や横浜、札幌でも買えるようなので、機会があれば是非食べてみてもらいたいお菓子です。
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